▼目次
歯周病は歯ぐきの炎症や出血を引き起こし、進行すると歯を支える骨に影響が及ぶことがある疾患です。近年では、従来の歯周病治療に加え、ブルーラジカルを用いた治療法が選択肢の一つとなっています。治療方法を検討する際は、特徴や適応について理解しておくことが大切です。今回は、ブルーラジカル治療の基本からメリットや注意点について、静岡市葵区の歯医者 かみや歯科が解説します。
(ブルーラジカルは自費診療です。)
1. ブルーラジカルによる歯周病治療とは
①ブルーラジカルとは
ブルーラジカルとは、東北大学と日本の企業が共同開発し厚生労働省の承認を得た世界初の重度歯周病治療の医療機器です。青色レーザー光と過酸化水素を組み合わせて発生させる活性酸素の働きと超音波振動により歯周病菌にアプローチする治療法です。歯周ポケットの細菌を減らすことを目的として行われます。
②殺菌の仕組み
過酸化水素と青色レーザー照射によるラジカル殺菌技術により活性酸素を発生させ、歯周病の原因となる口腔細菌を殺菌することを目的としています。 また、超音波振動により歯垢やプラークの除去も同時に行います。
③従来の歯周病治療との違い
ブルーラジカルは、従来の歯石除去(SRP)や日頃のセルフケアに代わるものではありません。まずは歯周基本治療(歯石除去やブラッシング指導など)を行い、必要に応じて組み合わせることで効果を発揮する治療法です。
④どのような場合に行われる?適応の判断
歯周病の進行具合や歯周ポケットの深さ、オルコアによる細菌検査などお口全体の状態を確認したうえで、歯科医師が適応を判断します。すべての患者様に行われる治療ではないため、まずは検査を受けることが大切です。
2. ブルーラジカルのメリット
ブルーラジカル治療には、従来の歯周病治療にはない特徴があるとされています。ここでは、主なメリットについて解説します。
①深部へのアプローチ
通常の歯石除去だけでは改善が難しい「深い歯周ポケット」の細菌に対しても効率的にアプローチできます。
②身体への負担軽減(非外科的処置)
メスで歯ぐきを切開するような外科手術とは異なり、歯ぐきへの負担を抑えて治療を進められるため、処置後の腫れや痛みが少なく抑えられる傾向があります。
③歯を保存する選択肢の拡大
進行した歯周病においても、非外科的な処置によって歯周外科手術を回避できる可能性があり、歯を残すための選択肢が広範囲となります。
④エビデンス(科学的根拠)に基づくアプローチ
臨床試験等において、従来の歯石除去(SRP)単独の処置と比較し、歯周ポケットの改善効果が確認されています。
⑤歯周環境の改善
口腔内環境を整えることで、歯周環境の改善につながることが期待されます。適切なセルフケアや定期的な管理と組み合わせることが大切です。
ブルーラジカル治療にはさまざまなメリットがありますが、適応や効果には個人差があります。歯科医師と相談しながら、ご自身の口腔内の状態に合った治療方法を選ぶことが大切です。
3. ブルーラジカルの注意点
ブルーラジカル治療にはメリットがある一方で、注意すべき点もあります。適応や特徴を理解したうえで検討することが大切です。
①適応が限られる場合がある
症状や口腔内の状態によっては、適応とならない場合があります。歯周病の進行度などを踏まえて、治療法を選択することが求められます。
②効果には個人差がある
口腔内の環境や生活習慣の違いにより、治療後の経過には個人差が生じる場合があります。一律の変化が見られるとは限らない点に注意が必要です。
③継続的なケアが必要
治療後もセルフケアや定期的なメインテナンスが欠かせません。正しい歯磨き、歯石除去、必要に応じた歯周内科治療、メインテナンスと組み合わせることが重要です。日常的なケアが不十分な場合、歯周病の再発につながる可能性があります。
④メインテナンスが重要
治療後も歯周病菌は再び増える可能性があります。定期的なSPT(歯周病安定期治療)やPMTCを継続することで、良い状態を維持しやすくなります。
⑤治療内容を理解しておく
治療内容や進め方を十分に理解しておくことが重要です。事前に説明を受け、疑問点を解消したうえで治療を検討しましょう。
ブルーラジカル治療を検討する際は、メリットだけでなく注意点についても理解しておくことが大切です。歯科医師と相談しながら、ご自身の状態に合った治療方法を選びましょう。
4. 静岡市葵区の歯医者 かみや歯科の歯周病治療について
静岡市葵区の歯医者 かみや歯科では、歯周病治療を行っています。
朝起きたときの口のネバつきや口臭、歯ぐきの腫れなど、お口の不快な症状にお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
歯周病は初期の自覚症状が少ないからこそ、当院では早期発見と進行抑制を目指した丁寧なケアに努めています。
歯周病は、お口の中の細菌によって歯ぐきに炎症が起き、歯を支える骨が溶けてしまう病気です。
そのままにしておくと歯を失うだけでなく、細菌が血管を通じて全身を巡り、糖尿病などの全身疾患に悪影響を及ぼすこともあります。
だからこそ、お口と全身の健康を守るための適切な治療が大切です。
【かみや歯科の歯周病治療の特徴】
当院の歯周病治療の特徴①:徹底した検査を行い、一人一人に適した治療計画の立案、
歯周ポケット検査、レントゲン検査、オルコアによる歯周病原因菌検査、唾液検査、顕微鏡検査などにより歯周病の状態を検査し治療計画を立案します。
当院の歯周病治療の特徴②:検査結果に基づく歯周病の状態に応じた施術
特に重症の場合は歯周病に効く投薬(抗生物質)とブルーラジカル治療で短期集中治療をします。ブルーラジカルは青色レーザー光と活性酸素の作用で歯周病菌を徹底的に殺菌する治療機器で非外科的な施術方法です。
当院の歯周病治療の特徴③:治療後の徹底したメインテナンス
治療後もPMTCという歯科衛生士による時間をかけた(60分ほど)丁寧なクリーニングにより歯周病の再発を防ぎます。
また、 X線や細菌顕微鏡による精密な歯周病検査を行い、患者さん一人ひとりに適した治療プランや、1回60分ほどかけるプロによるクリーニングをご提案します。
静岡市葵区で歯医者をお探しの方や、周辺エリアで歯周病治療に関心のある方は、まずはご相談ください。
まとめ
ブルーラジカルによる歯周病治療は、従来の歯石除去などの処置と組み合わせて行われることがあります。歯周ポケット内の細菌に対して多角的に働きかけることが期待される一方で、適応範囲や効果には個人差があるため、特徴や注意点を理解しておくことが大切です。自身の症状や口腔内の状態に合わせて、適切な治療方法を選択することが求められます。ブルーラジカルによる歯周病治療について関心のある方は、静岡市葵区の歯医者 かみや歯科までお問い合わせください。
監修:かみや歯科 院長 神谷 欽也
資格
歯科医師
略歴
日本大学歯学部 卒業
神谷小児歯科(松本市)
生坂村歯科診療所
松本歯科大学障害者歯科
かみや歯科 開院
所属学会等
静岡市歯科医師会医療管理部
日本小児歯科学会
日本睡眠歯科学会
日本一般臨床医矯正研究会
SLA Bimler研究会(矯正)
即時荷重研究会(インプラント)
ソクラテスの会(インプラント)