TCH(トゥース・コンタクト・ハビット)をご存知ですか。
トゥースは歯。コンタクティングは接触。ハビットは癖、習慣という意味です。
すごい力で噛んでしまう歯ぎしりや食いしばりが歯に良くないと言われています。
しかし、軽い力で歯が接触している状態がずっと続いている程度でもいろんな問題を引き起こすことがわかってきました。
歯がしみる、歯が痛い、肩こり、顎が痛い、偏頭痛がする、歯に詰めたり被せたものがよく取れる、などです。
そのほかにも、このような症状があったら要注意。
・詰め物や被せ物が取れる
・舌の側面が歯型のようになっている
・頰の内側が歯型のように筋がついている
・歯茎に骨の出っ張りが出てきている
口を軽く閉じて上下の歯を噛みます。
唇を閉じたまま上下の歯をゆっくり離します。
この状態に違和感を感じたり、唇まで開いてしまった人はTCHの可能性が高いです!
治し方として一番なことは、自分は歯を接触しているという自覚が重要になります。みなさんほとんどが無意識な状態なのです。ですから、仕事をしているとき、例えばパソコンに向かうことが多い場合は、バソコンにポストイットとかでもいいので目印をつけます。その目印が視界に入った時に、自分は歯が接触していたなと自覚して意識して歯を浮かしてもらいます。ただ中には夜中に歯を食いしばったりして、朝起きて顎がだるい症状の方もいらっしゃるので、そういう場合は対処療法としてマウスピースを使って歯が異常に力を受けないようにするのも大事です。