近年、歯周病菌が全身の病気に影響していることが分かってきました。
脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病、肺炎、認知症、低体重児早産、等々・・・
どうして歯周病菌がこんなにも全身に影響を与えてしまうのでしょうか。
歯周病菌は、歯と歯ぐきの隙間・ポケットに侵入し悪さをします。
歯周病菌自身や歯周病菌が出す毒素は、歯ぐきの毛細血管の中まで侵入して全身を巡っていくのです。
歯周病菌が出す毒素の中には動脈硬化を誘導するような物質が出ると言われています。
さらに歯周病菌が侵入した血管には、プラークや血の塊のようななものができ、はがれて脳で脳血管を塞げば脳梗塞、心臓の血管を詰まらせれば心筋梗塞となってしまうのです。
例えば糖尿病の場合、インシュリンには血糖値を下げる働きがあります。ところが歯周病菌の出す毒素には炎症物質があり、インシュリンの働きを悪くして糖尿病を悪化させてしいます。
歯周病を治療することによって糖尿病の状態を測る数値ヘモグロビンa1cを下げることができるのです。
認知症との関連もいわれています。
pg菌という歯周病菌が出す毒素が、認知症の引き金になっているといわれています。
●お口の中の菌が肺の中に入って肺炎を起こすことがあります。
●歯周病菌が胎盤を通して影響すると言われています。
●関節炎、腎炎、メタボリックシンドロームなどが影響を受けるといわれています。
🌼毎日の習慣が大切です!
特に就寝前は清潔に保つように心掛けましょう。